| Gevrey-Chambertin Clos du Fonteny (Monopole) Bruno CLAIR 品種: 赤 / ピノノワール 容量: 750ml ドメーヌ・ブリュノ・クレール かつての名ドメーヌ、クレーユ=ダユに連なる高水準のドメーヌ 高い酒質のワインで定評のあったドメーヌ、クレール=ダユ1919年、ブリュノの祖父にあたるジョゼフが設立が相続にともなう分裂の後、1980年代半ばに生まれたのがこのドメーヌ・ブリュノ・クレール。ワインを生み出す区画のほとんどは一族からのフェルマージュだが、アペラシオンはグラン・クリュからレジオナルまでとバランスがとれ、その総面積は20ヘクタール以上に達する規模の大きいドメーヌ。 最小限の有機肥料とこまめな手入れでしっかり管理されるドメーヌは、現在ブリュノとその片腕であるフィリップ・ブランつくりを担当との二人三脚で運営される。ワインはどちらかというと濃い色調だが、つくりに頼るようなところはなく、ぶどうはごく自然にワインに変身する。低温浸漬などはおこなわず、年にもよるが除梗は100パーセントではなく何割かは茎を残す。発酵中は日に数回にわたるピジャージュとルモンタージュで色素と構成要素の抽出を図っている。また新樽の割合は高くなく、多くても3分の1ほど。 タヴェルなどとともにフランスで最も質の高いロゼとして名を馳せているマルサネのロゼだが、その名声はひとえにクレール=ダユによっていた。1980年代半ばにマルサネが、それまでのブルゴーニュ・ロゼ・ド・マルサネというレジオナルから単独のアペラシオンに昇格したのは、まさに祖父ジョゼフ・クレールの尽力によるものなのである。そんなマルサネだが、当然、赤と白も産する。たしかにロゼも素晴らしいのだが、赤、ことにリュー=ディの名を記してあるマルサネはそのテロワール毎の異なりが明確な上、その高い酒質に驚かされる。なかでもグラス・テートはリリース後すぐにも愉しめる艶やかな果実味を纏いながら複雑さも備えているワインで、マルサネが決して軽んずることの出来ないアペラシオンであること雄弁に物語っている。このブリュノ・クレールのマルサネ、ブルゴーニュが高騰している現在、まさに狙い目のアペラシオンのひとつといえる。 植えられているぶどうの樹齢は30年前後と安定しているが、特筆すべきはサヴィニーのプルミエ・クリュ、ラ・ドミノード。1.7ヘクタールのなかの1ヘクタール強を占めるのは1902年植え付けという超ヴィエーユ・ヴィーニュちなみにクロ=ド=ベーズの3分の2も1912年という尋常ならざる古木からなるで、コート・ド・ニュイ中心のドメーヌにあって評価も人気も最も高い1本となっている。加えてヴィラージュ・クラスの区画の立地にも端倪すべからざるものがある。モレのアン・ラ・リュ・ド・ヴェルジはクロ・ド・タールのすぐ上だし、シャンボルのレ・ヴェロワーユもボンヌ・マールの上、それにヴォーヌ=ロマネのレ・シャン・ペルドリにいたってはラ・ターシュとグランド・リュの上部斜面というクオリティの高さ。生み出されるワインはテロワールを反映し、それぞれに素晴らしい仕上がりを見せている。 アペラシオンの上下を問わずどの銘柄もハズレがなく安心して愉しめると同時に、その風味と味わいにはハッとさせてくれる驚きも秘められているワインを生む、ブリュノ・クレール。ブルゴーニュのマイナーなテロワールのポテンシャルの高さを実感したい向きには、ぜひともお勧めしたいドメーヌである。 |